むずむず脚症候群は、むずむずだけではない!?
むずむずするだけじゃない!?その症状とは?
むずむず脚症候群は、日本人の20人に1人、または国内推定500万人近くが患っているとも言われます。その症状は千差万別で、ただ「むずむずする」だけじゃないものもあるのです。
- 脚に刺すような痛みを感じる、脚がチクチクする
- 小さな虫が動いている感じがする
- ほてって熱くなっている感じがする
- 脚をどうしても動かしたい衝動にかられる
- 脚がむずむずする
特徴的なのは、脚の表面ではなく、脚の中にこのような症状があらわれている感覚を持つところです。そして動かすと症状はいったんおさまる傾向にあります。「むずむず脚」と言われますが、こういった症状が腰・背中・腕などに出現する場合もあり、これらの症状を抑えるためにその部分を動かすことになり、こういった症状が頻発するようになると、人前に出るのも怖くなって来ますよね。
時間帯は特に夕方から夜にかけて、長時間同じ体勢でいるときに強くあらわれることが多いようです。そのためベッドに入ってからなかなか寝つけなかったり、夜中に何度も目が覚めてしまったりして、その結果、寝不足からの疲労や倦怠感を覚える人も少なくありません。こういった症状が続くと、集中力が低下し、失敗が多くなるなど、だんだん日常生活に支障を来すようになります。
特徴的なサインを見極める!
痛い・かゆい・ほてっている・虫がいる、など、これまでむずむず脚を患った人がその症状を表現した言葉はさまざまですが、特徴的なのは「脚の奥のほう」で起こっている感じがするところです。また、このような症状が起こったときに、脚を動かしたいという強い衝動を感じます。
むずむず脚症候群の特徴として、長時間同じ姿勢でいるときに症状が強まるということがあります。寝ているときや仕事をしているとき、または映画を観ているときなどに起こりがちです。ただ、集中しているときは症状があらわれにくいことがわかっているので、良質な睡眠をとれていれば、目を覚まさずにすむのかもしれませんね。
むずむず脚の症状があらわれたときは、脚を動かしたい衝動にかられることが多いのですが、実際に脚をこすり合わせる、さする、叩くなどの刺激を与えたり、足踏みをする、歩き回るなどして脚を動かすと、むずむず脚の症状はおさまります。
むずむず脚の症状は、夕方から夜にかけて強くなるのがその特徴です。不眠の原因になりやすいのもそういった特徴に起因するところが大きいでしょう。しかし、長く患っていると、だんだん昼間にも症状があらわれ始めることもあるようです。